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よしえ流着物講座 着物講座もくじへ
ぞうりは小さい**
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ぞうりをはいている様子を、
じっくり見たことありますか?
みんな、かかとがはみ出していて、
ムリして、小さいのをはいてるのかしら?
いったいなぜだと思います?
実は、ぞうりは、自分の足のサイズより、
1〜2センチ小さいものをはくんです。

靴に慣れてる足にとっては、
かなり、違和感が、ありますね。
指先もかかとも丸出しで、
さらに、足をはみ出させるなんて。
これは、昔からのことで、
ぞうりで歩くには、かかとをはみ出させる必要があるのです。
人が歩くのに、まず、かかとから着地、
次に足裏全体をつけ、最後につま先でける。
この一連の動作の繰り返しが、歩行です。
足裏と同じ大きさのぞうりだと、着地の際に
滑らかな着地動作にならないのです。
足首の柔らかな動きが、着地の際、
かかとの下の空間に一瞬ためられて、
足裏全体へと、伝わります。
そして、鼻緒の前坪(まえつぼ)を親指と人差し指で、
きゅっと挟んで、けりあげます。
ぞうりは、かかとがはみ出すのが、正解。

では、下駄は?といいますと、
下駄は、足のサイズに合わせます。
下駄そのものに、かかとの少し前に、
空間がとってある構造だからです。
大足の私は、Lサイズのぞうりでも、かかとが少しはみ出ます。
Mサイズで、1.5センチくらい出てしまいます。
それでいい、ということ。
ちなみに、はき慣れていそうな着物の達人たちは、
ぞうりをつっ掛けるようにして、つまり、
前坪に指先だけをかけて、うまく歩いています。
指先の微妙な力の入れ具合が、達人ということでしょうか。
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