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よしえ流着物講座 着物講座もくじへ
お手入れ(虫干し)
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「虫干し」は、簡単にいうと、着物の湿気を飛ばして、
乾燥した空気を着物に吸い込ませてあげること、です。
一年中で、湿度の少ない5月と、
10〜12月 あるいは、2〜3月に一度の
年2回行うのが、理想的です。
乾燥が目的ですから、
晴れた日が2日続いた次の晴天の日が、
地面からも湿気をよばない、最も適した日になります。
湿気の多い、雨の日の翌日は、避けます。
「畳紙(たとうし)に入れて、桐のタンスに収納してあるから、
着物の呼吸は充分出来てるはず」だと安心してはいませんか?
どうも、畳紙(たとうし)は、以外に通気性が悪くて、
着物が呼吸しにくい状態になっているらしいのは、
しっかいや(着物の手入れ全般を仕事にしているところ)さんの常識で、
「畳紙(たとうし)に入れて、桐のタンスに収納してある」=「安心」
とは、考えないほうがいいでしょう。
「虫干し」の際に、ぜひとも気をつけていただきたいのは、
次の4点です。
★太陽光線にあてない(色あせの原因に)。
★蛍光灯の光にあてない(色焼けの原因に)。
★前日も晴れていた日の、10時〜4時半くらいまで(夕方は湿気が出る)とする。
★窓を開けて吊るし干しに。
「うわ〜面倒〜〜」
「着物買ったのはいいけど、こういうのがね〜」
ン?ン?ン?
もしや、「部屋中にロープを張りめぐらせる場所がないゾ〜」
「どうしようか?・・・」なんて・・
なにもそこまで本格的でなくっていいですよ。
昔は、何部屋も続く和室があったからこそ、あたりまえの風景でしたが、
着物たちに呼吸をさせてあげるためには、
えもん掛けに掛けて吊るすだけでもいいんです。
そうすれば、4時間あまりを、そのままにしておけます。
ただし、何着も重ねるように吊るしては、呼吸しにくいですから、
あちこち手分けしなくてはね。
この、虫干し、
絹の着物・羽織・帯、そしてついでに、帯揚げ帯締めも、
するといいですよ。
ウール製品は、ドライか水洗いの後しっかり乾燥させていれば、
虫干ししなくてもいいです。
虫干しできるような広い部屋がないワ、
何着も吊るせる場所がないワ、
とお困りの方、こんな方法があります。
これは、つむぎやのよしえが、木工作家の夫に、
着付けにも、虫干しにも、ベンリに使いまわせる道具の開発、製作を依頼して、
出来上がった、頼もしい道具です。
この道具、「狭い場所」でも、
「高い位置」でも、
着物が吊るせるように、工夫しました! なんと、
★着物をかける棒のトップから土台に触れるところまで★
★ 176〜196センチ ★
これだけあれば、身丈173センチまでは、ゆうに吊るせます。
着物が引きずってしまうことは絶対、ありません。
これだけの高さは、洋服を吊るす家具の中にはどこにも見当たりません。
さらに、
内寸、41センチの幅にすき間をあけて吊るせば、
5〜6着は、一度に風通し(虫干し)ができます。
詳しくはこちらへ→『着付けの味方』
ぜひ、ご覧下さい。
そしてさらに、軽くて、
好きな場所に持ち運びカンタン仕様になっていますから、
どこででも、ご使用可能です。
工夫に工夫をこらした便利道具で、
気持ちのいい着物ライフをお楽しみください。
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