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足袋のこといろいろ(含むお手入れ)
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★足袋のお手入れ
白い足袋は、家に帰って脱いだら、
できるだけ早く手洗いをします。
洗濯機で洗うと、縫い目の細かい部分の汚れが取れにくいので、
面倒でも、手洗いにして、
小さなブラシ(古くなった歯ブラシでも)に石鹸か洗剤をつけて、
指先、かかとなど取れにくいところの汚れを取ります。
洗い残しのないようにし、すすぎは丁寧にします。
タオルで水気をふき取って、
かかととつま先をもって引っ張るようにして、
形を整えて、洗濯バサミで、
こはぜで隠れるところをつまんで干します。
白い足袋はこうして、いつも清潔なものを、
使うよう心がけます。
白い足袋での、外出、
例えば、目上の方を訪問するとか、
座敷の席で食事をするなど、
ぞうりを脱ぐような機会には、
替えの足袋を用意して持参すると安心です。
★足袋(たび)の言われ(語源)
江戸時代、旅に出る時には、履き物はわらじでした。
昔の旅は、延々何十キロも歩いていくわけですが、
素足でわらじを履いていると、足が痛んでしかたがないので、
鹿皮で出来た袋で足を包んで出掛けていました。
その袋は、わらじを履くのですから当然、
指が分かれています。
つまり、旅行用の特別の履き物だったというわけで、
名前はずばり「たび」になったということです。
そして、「足の袋」の文字をあてて、
「たび(足袋)」と読まれるようになったそうです。
(これは語源のひとつです。すべてではありません。)
★こはぜ
こはぜは、足袋を閉じる金具のことです。
現在は4枚付いているものを、普段用として使い、
礼装や日本舞踊などでは5枚こはぜの、
足首を深く被うタイプのものを使用します。
どうも戦前はこはぜがニ枚か三枚のものが一般的だったようです。
そして、さかのぼると、
明治以降になってから、今のようなこはぜを用いるようになり、
それ以前の幕末までは、
ひもをつけて、足首あたりでしぼるようにした足袋(あしぶくろ)が
足袋だったそうです。
★掛け糸
掛け糸は、こはぜを掛ける為ために縫い付けてある糸です。
この糸には、足の動きの強い力がかかるので
糸とは言ってもたこ糸とおなじような太さがあり、
切れないように丈夫に取り付けされています。
★足袋の履き方
まず、バナナの皮をむくような感じで、
足袋を大きく開きます。
そして指先をぴっちりとつけてから、
かかとを納め、こはぜを下から閉じます。
靴よりワンサイズ小さ目を選び、
足にぴったりと張りつくようにはくと、
とてもすっきりと見えます。
白い足袋の場合は、ぶかぶかしていると目立ちますので、
ぴったりのものを履くようにした方がいいでしょう。
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